ミサワホームに提案してもらった平屋の間取りをご紹介です。
「蔵」を存分に組み込み、平屋ながら1.5階がある「半平屋」のようなお家。
見積書も載せておきますので、ミサワホームで蔵のある平屋をお考えの方は参考にしてみてください。
Contents
間取り
まずはササッと間取りを紹介します。
間取りと空間イメージの後に見積書を載せました。
延床面積 | 27.6坪(91.5㎡) |
---|---|
蔵面積 | 14畳(延床面積に含まれません) |
LDK | 23畳(L:14畳・DK9畳) |
1階 | 水回り・LDK・寝室・収納 |
1.5階 | 子供部屋(9畳×1部屋→4.5畳×2部屋) |
4人家族用の間取りを作ってもらいました。
我が家が営業マンに伝えた要望は3つ。
- 収納をメチャクチャ多く!
- LDKにワークスペース必須!
- ワクワクする心躍る家に!
そして提案されたのがこの間取りでした。
1階
さっそく興奮するのは合計14畳の蔵収納。
玄関を入ると4畳の「土間蔵」があり、家庭菜園グッズにお砂場セット、更には自電車までも納が可能です。
汚れても良い収納場所があると、家の中だけでなくお庭も整理しやすく綺麗に保てますよね。
1.5階の下には10畳もある「蔵収納」が広がります。
営業マンの提案では「収納だけでなく、子供の秘密基地にしてください!」とのこと。
どゆこと〜(^^)?
興奮と妄想が止まりません。
モデルハウスに同じような空間があり案内してもらうと…。
はい、興奮しました(笑)
妄想が広がるというより心躍る空間が目の前に広がり、我が家に取り入れたい欲求を制御できません。
ただ、この家の魅力は蔵だけではありません。
平屋なら当然のことですが、水回りと主寝室が1階に集約され動線がスッキリしています。
生活のしやすさだけでなく老後も安心ですね。
そして極めつけが窓際のワークスペース。
専業主婦の私はリビングを主戦場とした生活を希望しています。
これからどう生活が変化するか分かりませんが、変化に対応できる場所がリビングに欲しかったんです。
子供が小さいうちは隣で見てあげられるぐらいの広さで。
1.5階
9段階段を上がるとリビングより1.5m高いスキップフロア。
LDKと緩く繋がる空間で、家族と付かず離れずの程よい距離感が保てます。
1.5階は主に子どもたちに用意した空間です。
スキップフロアのデスクコーナーは、子供部屋に勉強机を置かないで広く部屋を使えるように用意。
また、思春期のように親と少し距離を置きたい時期にも半階上がった空間なら干渉しすぎず良い感じです。
見積書
こちらが我が家の27.6坪の見積書です。
正直、見積書って見にくいですよね。
なので、分かりやすいように税込みでまとめました。
概要 | 金額(円) | 備考 |
家本体価格 | 2,255万 | これだけでは家は建ちません |
その他工事 | 363万 | 電気,水道,地盤,仮設工事 |
家具・家電 | 110万 | カーテン,エアコン,照明 |
諸経費 | 149万 | ローン,火災保険,登記etc… |
土地購入費 | 386万 | 手数料,登記込み |
外構費 | 165万 | 駐車場,フェンス,植栽 |
合計 | 3,428万 |
「その他工事費」には、念の為に地盤改良工事100万円が含まれています。
こればっかりは契約後の地盤調査が済んでみないと分からないため、予備費として入れてもらいました。
引渡坪単価・本体坪単価
ネットや営業マンが使う「本体坪単価」と、建築業者(ここではミサワホーム)に支払う総額から算出した「引渡坪単価」を出してみました。
【本体坪単価】
本体価格から算出
→これでは家が建ちません
【引渡坪単価】
総額から算出(土地+外構を除く)
→これなら家が建ちます
土地と外構は含めない坪単価です。(こればかりは地域差が大きすぎるため)
「本体坪単価」よりも「引渡坪単価」の方がリアルな金額ですので、参考にしてみてください。
【本体坪単価】
81.5万円
【引渡坪単価】
104.0万円
どちらの坪単価も家のが大きくなれば安くなります。
また、平屋よりも2階建ての方が安くなります。
我が家は27坪と小さく、更には平屋なのでやや高い坪単価となりましたね。
ミサワホームで建てるにはいくら必要?
ミサワホームでお考えの方は「およそ坪単価100万円で家を建てることができる」を1つのボーダーラインにしてみて下さい。
30坪の家→3,000万円
35坪の家→3,500万円
40坪の家→4,000万円
グレード
我が家はHIRAYA STYLE(セミオーダー)という、大まかに間取りが決まっているプランを採用しました。
「フルオーダー」でなく「セミオーダー」ですので、価格を抑えることが可能です。
セミオーダーの家は…。
家族に合った間取りに出会えれば、最もコスパ良く家を建てれます。
メリット・デメリット比較
セミオーダーのメリットとデメリットをまとめるとこんな感じです。
・価格を抑えられる
・設備や内装は自由に選ぶことができる
・プロが考えた間取りでバランスが良い
とてもメリットが多いのがセミオーダーの家です。
なんといっても価格に関してはフルオーダーよりも坪単価にして5~10万円安く建てることが出来ると、営業マンより案内されました。
しかしキッチン・床・壁紙など、自由に選べますので、しっかりと家族の要望と個性を反映させることができます。
・大きな間取り変更ができない。
デメリットはなんといってもこれ。
むしろこれだけです。
構造であり強度に関係する壁や柱を動かす大きな間取り変更ができません。
我が家のように「4.5畳×2の子供部屋の間の壁を取る」のような強度に関係の無い部分は変更が可能です。
【重要】注文住宅で陥りやすい間取りのミス
「注文住宅」や「フルオーダーの家」と聞くと、とても響きが良いですよね?
自分で家をカスタマイズしているような、デザインしているような、世界に1つだけのオリジナルの家を手にできるような気がしてワクワクが止まりません。
しかし、注文住宅で建てるにあたり多くに人が失敗しやすいポイントがあります。
”夢”を詰め込みすぎて家が大きくなりすぎる。
→バランスの悪い家になってしまう。
外観で見て凹凸が少なく、シンメトリー(左右対称)で、主張しすぎない家は長く愛され、今も昔も変わらない”良い家”とされています。
しかし、間取り優先で外観は二の次であったり、動線優先で家の大きさが膨れ上がり予算オーバーになる失敗談は誰もが通る道です。
その点セミオーダーの家は、”家族の夢”よりも生活のしやすさ・費用効果・無駄を削ぎ落す点をプロ目線で吟味されつくしています。
メンテナンスや外観など、トータル的にバランスの極めて高い家ばかり。
繰り返しになりますが…。
家族に合った間取りに出会えれば、最も洗礼されながらもコスパの高い家を建てることができるのです。
家づくりは誰もが初心者。
野球初心者が打席に入りヒットを打つことが難しいように、初めての家づくりでホームラン(100点の家)は極めて難しい挑戦です。
であれば、まずはプロのフィルターを通して作られた間取りから好みのものを選び、少し手を加える方が間違いなく良い家を建てることが出来ます。
ミサワホームの家は高い?
我が家のプランではミサワホームの引渡坪単価は104万円でした。
実際に調査した結果、大手ハウスメーカーの積水ハウスが120.1万円、ローコストハウスメーカーのタマホームが60.1万円ですので、ミサワホームは中間よりやや上の価格帯であることが分かります。
我が家は平屋で小さい家ですのでやや高めの坪単価となりましたが、実際にミサワホームで建てた方の平均引渡坪単価は96.3万円です。
2階建てや太陽光を希望されている方はこちらの見積りも参考にしてみて下さい。
おわりに
ミサワホームで平屋の家を建てると104万円/坪で建てることが出来ます。
もちろん27坪よりも大きな平屋や、2階建てであればもっと安くなります。
「ミサワホームの家が気になるな」
「我が家の予算で建てられるかな?」
そんな方は一旦、坪100万円で大まかにイメージしてみて下さい。
多少のズレは出ますが、数百万円といった大きなズレはないでしょう。
もし予算で問題が無ければ、また「蔵のある家」の為なら支払額をもう少し頑張れる方はモデルハウスに足を運んで打ち合わせをスタートさせてみて下さい。
ただ、土地柄により価格(坪単価)は多少異なります。
北に行くほど断熱性能を上げる関係上高くなり、南に行くほど安くなります。
ちなみに私は関東で頂いた見積書です。
モデルハウスに行く(打ち合わせをスタートさせる)前に、ご自身の地域のリアルな坪単価を確認したい方はタウンライフを活用してください。
ミサワホームだけでなく、あなたが住む地域のハウスメーカーと工務店から見積書を貰うことができます。
更には希望を伝えればプロ目線の間取り作成も可能。
しかも3分程の簡単入力で、無料です。
間取りと見積りを同時に比較でき、自分たち家族に合った住宅会社を見つけることが出来ます。
私が利用した体験談は「タウンライフ家づくり」を試してみたにまとめてあります。
↑で間取り図付きで紹介していますが、間取り比較は思った以上に楽しく「こんな間取りもあるの!?」の連続でしたよ。