「積水ハウス=鉄骨の家」と思われている方も多いでしょうが、積水で建てる方の3割は木造(シャーウッド構造)で建てていることをご存知ですか?
シャーウッド構造は、木造住宅の弱点だった「大開口」と「耐震性」の両立を唯一クリアした積水オリジナル構法です。
ただ価格は高め…。
引渡坪単価の平均は120.1万円…。
しかし、家への満足度は極めて高いんです。
それもそのはず。
高級感があり優雅で唯一無二。
極めつけに一級建築士2,919名、チーフアーキテクト279名を全国に配置し「邸別自由設計」を実現しているのですから。
この記事ではシャーウッドで建てた5軒の見積りを公開。
「価格」を知り、相場観を得ることが出来ます。
また、シャーウッドの「特徴」と「生の声」も細かく紹介していきます。
「価格」「特徴」「生の声」から、自分に合うのかを確認してみてくださいね。
引渡坪単価とは?
この記事では「本体坪単価」と「引渡坪単価」に分けて紹介。
本体坪単価はよくネットや営業マンから案内される坪単価です。
他にも「オプション」「諸経費」「別途工事」などが必ず加算されます。
家を建てるのにいくら必要なのか知りたいのに、総額の一部だけでは参考になりませんよね。
一方、引渡坪単価は住宅会社(ハウスメーカー・工務店)に支払った総額から算出するため、よりリアルな坪単価と言えます。
【本体坪単価】
本体価格から算出
→これでは家が建ちません
【引渡坪単価】
総額から算出(土地+外構を除く)
→これなら家が建ちます
見積り公開
紹介する5軒は20代~50代。
27坪~40坪の家です。
それではさっそく見積りを見ていきましょう。
※ 全て税込みの金額です。引渡坪単価は「土地+外構以外」にかかった費用です。(火災保険・ローン費用・家具・家電等は含みます)
27坪・坪単価150.3万円のケース
本体工事:3,271万円
追加工事:675万円
値引き:15万円
総額:4,057万円
本体坪単価:121.1万円
引渡坪単価:150.3万円
34坪・坪単価113.5円のケース
本体工事:3,174万円
その他工事:684万円
値引き:165万円
総額:3,859万円
本体坪単価:93.4万円
引渡坪単価:113.5万円
40坪・坪単価111.1万円のケース
本体工事:3,707万円
その他工事:484万円
総額:4,442万円
本体坪単価:92.7万円
引渡坪単価:111.1万円
31坪・坪単価108.7万円のケース
本体工事:2,818万円
その他工事:201万円
値引き:110万円
総額:3,151万円
本体坪単価:90.9万円
引渡坪単価:101.6万円
38坪・坪単価124.2万円のケース
本体工事:3,919万円
その他工事:638万円
値引き:109万円
総額:4,719万円
本体坪単価:103.1万円
引渡坪単価:124.2万円
【重要】坪単価の平均と傾向分析
シャーウッドで建てた5軒のお宅を紹介しました。
なんとも驚きなのが、引渡坪単価150万円の3階建てのマキシオシリーズ。
他の2階建てシリーズと比較し、3階建ては20〜50万円も坪単価が変わってきます。
実際の総額や坪単価を知ることで、当初より金額のイメージが固まりました。
続いてこの5軒を分析し、平均値を見ていきましょう。
金額の幅
本体工事費 | 2,818万~3,919万円 |
---|---|
家の大きさ | 27~40坪 |
その他工事 | 201万~684万円 |
総額 | 3,151万~4,719万円 |
本体坪単価 | 90.9万~121.1万円 |
引渡坪単価 | 101.6万~150.3万円 |
平均
本体工事費 | 3,377.8万円 |
---|---|
家の大きさ | 34.0坪 |
その他工事 | 536.4万円 |
総額 | 4,045.6万円 |
本体坪単価 | 100.2万円 |
引渡坪単価 | 120.1万円 |
見積り分析
5軒のお宅から金額と坪数の幅と平均値を出すことで、よりイメージが固まりましたね。
「引渡坪単価:120.1万円」は、シャーウッドで家を建てるのに1つの参考値となったでしょう。
また、本体工事価格以外(その他工事・オプション・諸経費)においては、平均して700万円程かかっています。
≫ 積水ハウスで資料請求+間取り・見積り依頼(ご自宅に届きます)
金額シミュレーション
引渡坪単価の平均が120.1万円だと分かりました。
これを基に、希望の家の大きさから総予算をシミュレーションすることが出来ます。
28坪 | 3,362万円 |
---|---|
29坪 | 3,482万円 |
30坪 | 3,603万円 |
31坪 | 3,307万円 |
32坪 | 3,723万円 |
33坪 | 3,963万円 |
34坪 | 4,083万円 |
35坪 | 4,203万円 |
36坪 | 4,323万円 |
37坪 | 4,443万円 |
38坪 | 4,563万円 |
39坪 | 4,683万円 |
40坪 | 4,804万円 |
41坪 | 4,924万円 |
42坪 | 5,044万円 |
~3500万円→29坪まで
~4000万円→33坪まで
~4500万円→37坪まで
〜5000万円→41坪まで
シリーズから選ぶ
シャーウッドには平屋〜3階建てまで7シリーズがあります。
それぞれの強みを比較してみましょう。
グラヴィス ステージ
「本物の価値を知る、一邸」をテーマにシャーウッドのなかで、最高級シリーズです。
邸宅らしい佇まいと、どこまでも伸びやかで心地よい空間が魅力。
- 天井と窓の高さを統一(高さ2.5m)
- 緩勾配4寸屋根
- 横格子ルーフバルコニー
- 室内外が繋がる設計
- フルフラットバルコニー(室内外の段差なし)
- 120cmの軒
- ベルバーン・自然石張りによる上質外壁
グラヴィス ベルサ
グラヴィス ステージよりやや価格を落とした高級シリーズ。
シャーウッドのなかで最も選ばれています。
- 陶板外壁ベルバーン総張り
- 最大6m×10mの大空間
- ティンバーウインドー(空と繋がる超大開口窓)
- オーバーハング床(業界最大の床下空間)
- グランライン(自然木の梁)
- モダンライン(自然木の室内仕上げ)
グラヴィス ヴィラ
グラン ベルサと同じく、やや価格を落としたシリーズです。
白を貴重とした洋風で、リゾート感漂う優雅な住宅です。
- ベルバーンに「ホワイト」追加
- 6寸勾配の切妻屋根(屋根の角度が急)
- リゾートライン(開放感ある空間)
- エレガントライン(優雅な空間)
- コンフォートライン(非日常的な空間)
- 3.7mの天井高
- ロフティスペース(2階から上がるスキップフロア)
ザ・グラヴィス
積水ハウス50周年記念に生まれ、標準仕様が多くコスパが高いシリーズです。
価格帯はグラビス ベルサ・グラヴィス ヴィラよりやや高めに設定されていますが、グラビス ステージよりは低め。
- 6m×6mの大きな吹抜
- 室内外に本物の木の上質仕上げ
- スーパーコラム(耐力壁)
- 120cmの軒
- 4寸緩勾配屋根
- アウターダイニング(室内外の中間領域)
- 縦格子ハーバーバルコニー
モデラーレ
最も自由度が高く、自分らしさを表現できるシリーズです。
価格帯はザ・グラヴィスと同等。
- フルフラットテラス(屋内外の段差なし)
- アウターダイニング(室内外の中間領域)
- 温もりある上質木仕上げ
- セントラル収納(2階建ての中間階収納)
- 豊富なバリエーション
マキシオ
都心向け3階建て住宅です。
価格は最高級グラヴィスステージの次に高価格帯。
- 屋上のテラス
- ダイナミック2層吹抜(2〜3階にかけての吹抜)
- ビルトインガレージ
- 部屋毎に天井高が変更可能
- 2mのオーバーハング(バルコニーの出幅)
里楽(りらく)
シャーウッド唯一の平屋住宅です。
価格帯はザ・グラヴィスやモデラーレと同じです。
- すべての部屋が地面と近い設計
- 自然を身近に感じる心地よさ
- プラスワンフロア(小屋裏)
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シリーズ別坪単価(参考)
坪単価は”引渡坪単価”ですので、寒冷地であれば標準仕様で断熱グレードをあげたり、豪雪地であれば基礎の高さを上げたり、購入した土地に建物が建っていれば解体費、地盤が弱ければ地盤改良など、地域や土地状況により坪単価は大きく変動します。
もちろん、オプション費用や家具・家電を充実させれば坪単価に影響が出ます。
ただ、総額が見えることでよりリアルな価格がイメージできます。
それらを踏まえ、参考にしてみて下さい。
ここまではシリーズ別の特徴を学びましたね。
続いてシャーウッド全体の特徴を見ていきましよう。
積水ハウス:シャーウッドの特徴
積水ハウスは鉄骨構造(ダイナミックフレーム・システム)と木造構造(シャーウッド構法)に分けられます。
シャーウッドは震災にて被害がほとんどなかった鉄骨構造をベースに開発され、木造の弱点である「接合部分」を克服しました。
シャーウッド構法とは?
木造の短所だった開口(窓など)の制限を鉄骨でカバー。
鉄骨の短所だった間取りの自由度を木造でカバー。
木造と鉄骨のいいとこ取りがシャーウッド構法なんです。
震度7に何度も耐える耐久性
高い耐震性を実現するために基礎・接合部・壁・床・屋根それぞれにオリジナル技術を施工しています。
その強度は実証実験にて、震度7相当の繰り返しの揺れにも耐えます。
更には建物・室内に大きな損傷すらありません。
60年耐久の自然素材外壁
土を原材料とした自然素材の焼き物外壁「陶版外壁ベルバーン」は、確かな重厚感と、極めて高い耐久性を併せ持ちます。
シャーウッドが外壁に採用するシーリング材(目地:外壁を繋げる素材)は耐久性に優れ、30年も打ち替えが必要ありません。
外壁(ベルバーン)自体の色あせは「焼き物」なため半永久的になく、耐用年数も60年以上。
「鉄骨メーカー」と言わせない木への拘り
シャーウッドの構造材になれるのは、歳月をかけてに育った厳選された木だけです。
多くのハウスメーカーの柱は通常3.5寸(105mm)が一般的ですが、シャーウッドの柱は4寸(120mm角)が基準です。
その幅を持つ木材は、長い時間をかけてじっくりと太く育った木からしかとれません。
構造体だけでなく、室内の仕上げ材にも上質な木を使用します。
もう「鉄骨メーカー」だなんて忘れていましたよね?
上位8%!最高峰の設計士軍団
積水ハウスには現在2,919名もの一級建築士が在籍。
そのうち、独自の厳しい審査を経たのちに与えられるのが、チーフアーキテクトの称号。
その数は279名と、極めて狭き門。
チーフアーキテクトは、設計者の中のトップランナーなのです。
確かな設計力・提案力から「ハウスメーカー1の設計士集団」と呼ばれています。
ランキング
オリコン調査によるハウスメーカー55社からの満足度からも、積水ハウスで家を建てる事で手に入る特別な魅力が伝わってきます。
総合満足度 | 3位 |
設計担当者の対応 | 2位 |
ラインナップの充実度 | 2位 |
設備・内装の質 | 2位 |
長期保証 | 3位 |
アフターサビス | 3位 |
付帯サービス | 3位 |
営業スタッフの対応 | 3位 |
情報の分かりやすさ | 3位 |
モデルハウス | 3位 |
打ち合わせのしやすさ | 3位 |
こんな人は選ばない方がいい
シャーウッドの魅力は何と言ってもトータルバランスの高さと、積水ハウスというブランド力だと学びましたね。
『打ち合わせに時間をかけたくない』
『ブランド力より価格を優先したい』
『3,000万円以内で家を建てたい』
そんな方には不向きなハウスメーカーです。
積水ハウスで価格を抑えた家づくりを諦めたくない方は、鉄骨構造のイズ・ロイエをチェックしてみると新たな発見がありますよ。
イズ・ロイエは積水ハウスで最も多くの方に選ばれているシリーズです。
こんな人にオススメ
ハウスメーカーで建てた方の満足度調査で3位と、極めて評判の良い家づくりをしています。
また、デザイン力と営業マンの提案力も他のハウスメーカーと比較し、群を抜いています。
『極上の一邸を設計してもらいたい』
『家の全てにおいて妥協をしたくない』
『家づくりを1つのステータスとしたい』
そんな方にはピッタリなハウスメーカーです。
おわりに
いかがでしたか?
この記事では「シャーウッドの坪単価と特徴」について紹介しました。
決して安いハウスメーカーではありませんでしたね。
しかし、その分の満足度・安心感は価格以上だと、住まい手さんの声より学ぶことが出来ました。
繰り返しになりますが、平均坪単価は120.1万円です。
ぜひ参考にしてみて下さいね。
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